猫が勝手に靴を履く
東京新聞:第7回300文字小説賞 優秀賞 「海へ向かう特急」
2010年12月7日火曜日
好奇心とヒマ
子供の頃、家の前で畳屋さんが作業している一部始終を
ずっと眺めていていることがよくあった
昭和のノスタルジーである
何かを修理していたりとか、風呂の掃除とか、
人が一心不乱に作業をしていると
猫は、後ろでそれをじっと見ていたりして、
その気配を感じて振り返ると
目が合ってしまうことが幾度となくある
好奇心が強くて、ヒマを持て余している猫にとって
人が何か必死にやっているのを見るのは
面白いのかもしれない
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