「オススメの映画は何?」とか、「何か面白い本ない?」と、私はよく人に聞く。
聞かれた相手は、よくぞ聞いてくれましたという意気込みで、さらに続けて内容やら感想やらを嬉々として語ろうとするのだが、「ちょい待ち! ネタバレ禁止!」と制する。
必ずしも他人が「面白い」と思ったものが、自分にとって「面白い」とは限らないが、未体験の「面白さ」に出会うことも少なくない。
「
短篇小説講義」
という本によると、「
短編小説礼讃」
という本をきっかけに、一九八〇年代後半に「短編小説」という文芸ジャンルが注目されたらしい。
「短編小説」を読もうという人、あるいは、書こうという人にとって、この二冊は「面白い」ことを断言する。
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