2011年5月4日水曜日

「短編小説礼賛」を礼賛する

 
「オススメの映画は何?」とか、「何か面白い本ない?」と、私はよく人に聞く。

 聞かれた相手は、よくぞ聞いてくれましたという意気込みで、さらに続けて内容やら感想やらを嬉々として語ろうとするのだが、「ちょい待ち! ネタバレ禁止!」と制する。

 必ずしも他人が「面白い」と思ったものが、自分にとって「面白い」とは限らないが、未体験の「面白さ」に出会うことも少なくない。

 「短篇小説講義という本によると、「短編小説礼讃という本をきっかけに、一九八〇年代後半に「短編小説」という文芸ジャンルが注目されたらしい。

 「短編小説」を読もうという人、あるいは、書こうという人にとって、この二冊は「面白い」ことを断言する。
 
 

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